HAGIBLOG

自転車とお菓子作り

2024年のライドを振り返って

年末なので今年の自転車活動の振り返りを。

昨年は9月に鎖骨、12月に膝と続けて骨折するという厄災の年であった。今年はその怪我明けから始まる1年。特に印象に残っているのは次のようなこと。

 

SL8納車

3月。新車のS-Works Tarmac SL8が納車された。

おじさんなのでこの先の自転車人生も長くはない気がして悔いがないように最高級バイクを買ってやった。これは本当に買ってよかったと思う。

ロードバイクに乗っていてそのうち乗らなくなる人は多くいるが、私の場合、「自転車乗ってて楽しいな」と思う気持ちはいつも浮き沈みなく一定であった。

それが新車に乗り換えたところ、その「楽しいな」という気持ちの水準が一段階増したように思う。とにかく乗っていて気持ちが良い。

f:id:hggggg:20241230053836j:image

 

エベレスティング

5月。怪我もしていたことで今年の前半は特に大会などにはエントリーしていなかった。その代わりに自分で何かチャレンジをしてみようかという気になった。

同じ坂を8848m登り続ける。ただ根気よく登って下ってを繰り返せば良いだけだから、何かトラブルがない限り達成できるだろうとは思っていた。私は淡々と長く走るのは割と向いている。

無事成功してエベレスティング達成の称号を得た。だからなんだということでも全くないが。

 

 

f:id:hggggg:20241230053911j:image
f:id:hggggg:20241230053907j:image

 

ツールドふくしま

8月。私はヒルクライムのレースには出てきたが、ロードレースの経験はゼロ。ロードレースは全く別物で自分が関わる世界ではないと思っていた。だけど1度くらいは有名な「ツールドおきなわ」を走ってみたいなという気持ちもなくはなかった。SL8を買ったときも、そのための機材でもあることを少しは意識した。

 

今年「ツールドふくしま」というロードレースが開催されることになった。福島なので沖縄よりも参加しやすく、思い切って参加してみようかという考えが芽生えた。しかし自分レベルでロードレースを走って良いのか、というのは大いに逡巡するところであった。

ただ完走できれば御の字。経験のなさゆえ集団走行が不安であり、もしも落車などがあったら…と何かと心配であったが、いろいろと後押しもあり参加を決めた。

それからはレースの重圧による不安と焦りの中で生活を送り(何も入賞を目指しているわけでもないのだが)、自分なりにできるだけの準備をして大会当日を迎えた。

 

完走できた。

2日目ステージの前半でパンクして集団からは脱落。サポートカーでホイールを交換してもらい、完走は果たした。どこかで力及ばず千切れるのは分かっていたが、パンクで遅れるというのは無念ではあった。でもこれは、決してたまたま不運だったからというのでなく、パンクさせてしまう走り方をしていたからだ。もうすでに余裕はなかった。

ツールドふくしまを思うと、悔しいとも思うし安堵感もある。なんともいえない複雑な思いがする。でもとても大きな挑戦だったし、良い経験だったのは間違いない。

f:id:hggggg:20241230054032j:image

 

来年は

来年はどうするかなと思うのだが、もう大会には出なくても良いかな、という気もしている。大会に出るにはそのための練習も必要で、何より気持ちの面でけっこう引きずられて余裕がなくなるのが大きい。

それに、毎日あてもなく練習したりただ走ったりしているだけでも満足したりする。それで良いんじゃないか。自分にとって一番幸せに感じる自転車の乗り方をしていければいいと思っている。