4月29日
たかちゃんはチェス大会のボランティアのため上京。
ゴールデンウィーク中はずっとその大会の運営スタッフとして活動するため、私は一人で自由にゴールデンウィークを過ごせることになった。といっても、やることといったら自転車に乗るくらいだが。
たかちゃんを駅まで送っていったあと、さっそく走りに行く。
行き先はいつも通りの蔵王。今日はエコーラインを登って山頂まで行く。
今の時期はまだ雪壁が残っているので、雪の回廊を走ろうと宮城県側を少し下ってみた。折り返して戻ろうとしたとき、スマホのタイマーをセットして写真を撮ろうとする人たちがいたので、思わず「撮りましょうか?」と声をかけて写真を撮ってあげた。
しかしながら、後になって思い返すほどに「うまく撮れなかった…」という気がしてきて、グジグジ悔やむ気持ちに支配されてしまった。一応私はプロのカメラマンのはずなのだが…
さらに悪いことに。
帰り際、西蔵王を下りきったところの曲がり角でコケてしまった。
下りの勢いで「あ、スピード出すぎている」と思って急ブレーキをかけたところグリップを失ってすっこけた。お尻を強打。ジャージとビブは穴が空いてお逝きになった。自転車は部分的に削れたくらいで致命的なダメージはなかった。そのくらいで済んだのは幸いだったが、精神的に落ち込んでしまう。
それとは別なのだが、ごくささいなこともあって、色々重なって「なんか自転車もめんどうだな」とダークなサイドに堕ちる。
4月30日
土曜日。出勤日だったので会社で仕事。本格的な連休前にいろいろ片付けなどを行う。
Jsportsをしばらく見ていなかったので、溜まったレースも消化していきたい。
まずはパリ〜ルーベを男女ともに見る。素晴らしく良い。
良いのだが、まあワールドツアーは上澄みみたいなもので、それが市井のサイクリストである私たちのところまで下りてくるとクソみたいなゴタゴタしたものが付いてまわるな、と、いまだ心がダークサイドにあるのも感じた。