ルアンパバーンの空港に着いたのはお昼少し前。
まずは空港で現金を両替する。
こちらではクレジットカードはあまり使えないらしい。支払いはほぼ現金になりそうだが、かといって多く両替して余らせてしまってもよろしくない。まあ、足りなくなったらまたそのとき両替することにして、だいたいこのくらいかな、という感じで両替した。
空港の出口で、出待ちのタクシードライバーが話しかけてくる。こういう客引きも国によっては強引で不快に感じたりもするが、ラオスではなんとなく穏やかさを感じる。「いくら?」と聞いてはみたものの相場もよく分からないだよね。少し高いのかもしれんが別にいいや、ということで、言われた値段で乗せてもらうことにした。
タクシーの中から外を眺める。今まで訪れた国のどことも違う雰囲気。こういってはなんだが、これまで見た中で1番未開の土地かもしれない、と思った。
空港から街までは近かったな。街の方に来ると雰囲気のある建物が軒を連ねていて、良い感じの街並みという印象。
滞在ホテルはルアンパバーンのメイン通りにある「3 Nagas」というホテル(正式には「3 Nagas Luang Prabang - MGallery by Sofitel」というのか)。
歴史を感じさせる、趣のある建物だ。ホテルの前に駐車してあるクラシックカーもトレードマークのようである。
アイスクリームとお茶のおもてなし。
部屋にはまだ入れないということで、荷物だけ預けて、お昼ご飯を求めて出発。
日曜日だからか、他はやっていない店も多かったが、ガイドブックで目星を付けていたお店の中から「Cafe Toui」というレストランへ。
ソーセージとかぼちゃのココナッツカレー、鶏肉のラープ、青パパイヤのサラダ、それに白いご飯を注文。
妻はさっそくラオスのビールを。
ソーセージもルアンパバーンの名物のひとつらしい。ラープはひき肉とハーブの炒め物。鶏肉に限らず、牛、豚、アヒル、魚などいろんな種類があるらしい。
ご飯はもち米ではなく普通のお米。竹籠ではなく茶碗によそわれていた。これも「カオニャオ」というかは分からない。
料理はどれも大変おいしかった。こちらで食べたものは全体的に妻の好きなタイ料理に近い感じ。なので妻も大絶賛であった。
食べた後はホテルに戻り、部屋で荷物を解いて少し休憩。
それからまた街歩きに出た。
雑貨屋や寺院などをさらっとみて回る。この辺りは街の中心地なのだろうけど、人で溢れているということもなく、なんだかのんびりした雰囲気が漂っている。
夕方になり、通りの先の方でナイトマーケットが始まろうとしていた。
テントが立ち並び、土産物なんかが並べられていく。ナイトマーケットにはそれなりに人が集まってきていた。なんだ、こんなに観光客がいたのか、という感じ。
バナナを一房買った。ラオスのバナナは必ず食べるつもりでいたものの一つ。
夜ご飯は屋台で食べて行くことにした。メニューは3種類しかないお店だった。(カオソーイ、フー、太麺のヌードル)
とりあえずカオソーイを。
とてもおいしかった。付け合わせの野菜をカゴに一盛り付けてくれる。それもスープに入れて食べる。うっかり唐辛子も齧ってしまい辛かった。
食べ物系の屋台は思ったより少なかったかな。しかしあったらあったでハシゴして食べすぎてしまう危険性もあったので、そうならずに済んだのは良かった。
日が落ちて暗くなった頃、ホテルに戻る。
部屋でバナナも食べてみた。日本で売っているバナナとほんの少し違う。まあバナナはバナナだが。
移動の疲れもあったため、明日に備えて早めに就寝。妻もだいぶお疲れのようで、ベッドに入るなりすぐに寝息を立てていた。