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自転車とお菓子作り

トルコ日記4 イスタンブール観光

イスタンブールの朝の散歩

5月2日。朝の6時前だったか、目が覚めたので散歩に行こう。

海峡の方に歩いて行く。持っている地図では近くにイスタンブール現代美術館があることになっている。だけど、その場所の建物は何やら工事中。ネットで見てみると移転しているらしいな。

海峡側からタクシム広場の方に向かう。陸地側は丘というか、海の方からはどこも登り坂になっている。それも勾配がかなりきつく、斜度10%は超えようかという激坂だらけ。そういや自転車はほとんど見なかった。

タクシム広場は、昨日のメーデーの名残で、まだフェンスが残ったままになっている。昨日はここも封鎖されていたのかな。群がる鳩に餌をやる人がいる。

メイン通りのイスティクラル通りを歩く。まだ街が動き出す前の、朝の雰囲気。でも早くからどこかへ出発する人や、徹夜明けの気だるそうな人だったり、お店に搬入しようとする業者だったりと、様々な人々が行き交う。

まっすぐホテルに帰る道ではなく、一本違う通りに入って、入り組んだ路地を歩いて帰った。路地に入るとやはりそこここに猫がいる。

 

 

トムトムスイーツの朝ごはん

たかちゃんと連れ立って朝食へ。朝食ブッフェは最上階のレストランで。

瓶詰めのヨーグルトがクリームチーズみたいに濃厚でおいしかった。しょっぱいヨーグルトではなく、甘いヨーグルト。コーンフレークに、キッシュに、ナッツ。朝からお腹がいっぱいになってしまう。卵はどうかと聞かれたけど、パス。

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さて、今日はトラムで旧市街方面に行く。主要な観光スポットが集まっているので順番に見て行くつもり。

 

大人の対応が…できませんでした

トラムから降りて、公園を歩きながら、宮殿の入り口を探して歩いていく。なかなか広い公園で、きれいに手入れされた花壇に鮮やかな花が咲いている。写真を撮ったりしていると、小学生みたいなグループがこっちを見てニヤニヤ。なんとなく「あの日本人、芝に入っているぞ、いけないことしているなあ」というニュアンスを感じて、これは大人として恥ずかしいぞ…。

そのうち雨が降ってきた。なんということだ。さっさと宮殿に入ってしまおう。と思いきや、どうやら宮殿の裏側に回っていたようである。同じように迷い込んで来た人に、「ここからは入れない」と教えてもらい、すごすごと引き返す。広い公園で戻るのも大変だ。だいぶ無駄足を踏んでしまった。

歩いていると別の小学生グループが話しかけてきた。どうやら彼らは修学旅行で来ていて、「外国人に質問してみよう」みたいな課題にチャレンジしているようである。

はにかみながら「トルコ料理を食べたか?」とか「何がおいしかったか?」とか質問してくる。適当に答えていたら(というかうまく答えられなくていたら)、要領を得ないと思ったのか、もういいや、ありがとう、じゃあね、と切り上げられてしまった。

 

トプカプ宮殿

雨の中ようやくトプカプ宮殿の前にたどり着くと、チケット売り場の前に行列ができていて愕然。油断していた。こんなに混むのか。

売り場の脇で、ダフ屋みたいな怪しい人が、同じ料金でチケットを売ると言っている。それを買えば並ばなくていいわけだが…本当に大丈夫なんだろうか? 買っている人もいる。
並ぶのが面倒なので、そちらで買ってしまおうかとも思うが、万が一詐欺だったりするともっと嫌な思いをするしな…。しかたない、並んで窓口から買おう。

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そして、いよいよ宮殿内に行くぞ。入るときには、セキュリティーチェック。はいはい、とリュックを機械に通すと…なんと! 僕の荷物が引っかかった。三脚が持ち込み禁止らしい。ということで、取り上げられてしまった。帰りにセキュリティールームに取りに来い、と。

出鼻をくじかれつつ、やっと中に入る。中も観光客でいっぱいだな。

 

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奥の博物館に入るのにもだいぶ並ばなくてはならなかった。たぶん、宮殿の一番の見所はハレム。でもハレムは別料金でチケットも買っていなかった。この分ではそこも大渋滞なんだろう。これは行こうとすると、時間がかかりすぎるぞ、ということでパスする。

三脚を回収し、トプカプ宮殿を後にすると、またポツポツと雨が降り出している。今日は変わりやすい天気。

 

追憶のドネルケバブ
お次はブルーモスクでも見よう。でも今の時間は礼拝の最中で入れないらしい。

もうお昼も過ぎていたので、通りがかったレストランで雨宿りがてらランチ。たかちゃんはお腹が空いていないのでスープだけ。僕はドネルケバブを。メニューには牛肉と書いてあった。

昔ベルリンで食べたケバブの味が蘇った。あのときは安いからケバブばかり食べていたのを思い出す。なんとなくあれは羊なんだろうと思っていたけど、牛肉だったのか。

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公園で撮影会 

晴れてきたので、ちょっと散歩。ブルーモスクとアヤソフィアの間の公園に行く。この辺一帯は、ザ・観光地といった様相で、みんな写真を撮ったりしている。僕は一眼レフカメラを持っていてカメラマンっぽいからなのか、もしくは単に人が良さそうに見えるからか、何度か写真を撮ってくれと頼まれる。その度に快く応じてあげたけど。

女の子のグループで、ポラロイドカメラで撮ってくれという子がいて、撮ってあげたら何も写っていなかった。せっかく持ち出してきたのに、久しぶり過ぎてフィルムの期限が切れていたのだろうか。他の子のスマホで撮ってあげたら、他の子たちは喜んでいて、ポラロイドの子は意気消沈していた。せっかく持って来たのにね。

 

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ブルーモスクの正式名称はスルタンアフメット・ジャミィ
そろそろブルーモスクも開いている時間になっているので、入り口に向かって行く。こちらでもやはり行列だ。ちなみに、観光客でも女性はスカーフを巻かなければならないらしい。郷に入っては郷に従えである。

各国語で書かれた入り口の案内板が気になる。

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グランドバザールで歯医者さんの絵をゲット!

中もなかなか素晴らしかったけど、ブルーモスクは外から見た佇まいがいいな。礼拝はこのくらいにして、今度はグランドバザールに行ってみる。その前に一旦ジュースでエネルギーチャージ。少々脚を溜めておかないと。

いざグランドバザールへ。ここでも入り口でセキュリティーチェック。中は雑多なお店が並んでいて、なかなか気分が掻き立てられるぞ、と思ったのもつかの間、確かにお店がたくさん並んでいるけど、見て行くと結局同じようなお店が多いのでは。

古美術商の(フリをしている)お店で細密画などを見ていたら、虫歯を治療している絵があって「これはいい」と思う。というのも、たかちゃんが虫歯を気にしていたので、なんとなく運命的な繋がりを感じる。これは記念に買って行こう、と決める。値引きしようと思って「端っこが破れているぞ」というと、「破れているのは古いからだ」とか適当なことを言う。いや、これ古くないだろ、みたいなやりとりがあって購入。まあそんなに値切れなかったけど。

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食べ過ぎ!だけど夜景はきれいなレストラン ベシンジ・カット
今日の夕食のお店は、ガイドブックでアタリを付けていた。新市街にある「べシンジ・カット(5.Kat)」というお店。ビルの5階にある、眺めの良いレストランである。行くなり「予約はしている?」と聞かれたけど、空いていた席に通してくれたのでよかった。

料理は二人で4品ほど注文してみたところ、量が多くて食べ切れなかった。一人一皿で十分なくらい。あと、ガイドブックではお店自体が「タイ料理風」とあったけど、そんなこともなかったのが、ちょっと当てが外れたことだった。でも雰囲気はまあまあよかった。残すのが嫌いなので頑張って食べたけど、3分の1ほど残した。

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ホテルまで歩いて帰る。今日もよく歩いた。