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自転車とお菓子作り

タヒチ日記その6(ヴァイタペにサイクリング)

5月25日。

朝起きて、散歩。本当は朝の散歩も、レンタサイクルで適当にサイクリングしてきたかったのだけど、決まった時間でしか借りれなかったので断念。もし行けたら早起きしてボラボラ島一周にでも行ってこようかな、などと考えていた。でも実際のところ、それなりに疲れもあったので、どっちみち無理だったかな。

徒歩となると行動範囲が狭まってしまうけれど、まあしょうがない。ホテルを出て道路に出てテクテク歩いて行く。ホテルの敷地内は完全に観光客向けに体裁を整えられた美しいリゾート地だけど、外に出ると普通に現地の生活の場である。こちらでは犬なんかはほぼ完全に放し飼い。襲われたりすることはなかったけれど、通り過ぎる時はできるだけ静かに、と意識した。

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道路は島の外周に沿って通っているのだが、内側の小高い丘に方には登れないのだろうか。少し高いところから見下ろせるような場所。そういうところがあったら景色がきれいだろうなと思ったので行ってみたかったのだけど、登り口がよく分からなかった。しばらく歩いて、諦めて引き返した。

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朝食。

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インスタント味噌汁の「あさげ」があったのには昨日から気づいていたけど、今日とうとうたかちゃんが手を出した。


今日はレンタサイクルで島の中心街ヴァイタペまで行ってみようという予定。レンタサイクルはホテルの受付で言うと、業者の人が来てくれるとのこと。ヴァイタペまではホテルからシャトルバスも出ていたけれど、ま、僕たちは自転車でしょう。

で、ホテルの表に出ると、おや、真っ赤なピナレロが。まさかこれがレンタサイクルというわけじゃなくて、今日は自転車のイベントが開催されていて、マティラビーチが休憩ポイントになっているらしい。普通のロードバイクより二人乗り自転車が多く、おじさんおばさんが多い。 f:id:hggggg:20181116214934j:plain f:id:hggggg:20181116214926j:plain

ミス・ボラボラさんも応援に来ていたので、ついでに写真を撮らせてもらう。

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僕たちの自転車はこれ、なんちゃってMTB

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f:id:hggggg:20181116214549j:plainママチャリより500円ほど料金が高かったけど、ママチャリと比べて走りやすいかっていうと大差なかったかも。鍵に電話番号が書いてあって、パンクした場合は電話すると駆けつけてくれるらしい。

いざ出発。こちらでは右側通行なので気をつけないと。

f:id:hggggg:20181116214556j:plain f:id:hggggg:20181116214941j:plain 走っているとツールドボラボラ(?)の参加者がときどき抜いていく。
30分くらいでヴァイタペにとうちゃこ。ほぼ平坦だったし楽チンでした。

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ヴァイタペは思ったよりも小ぢんまりした町だった。適当にお土産屋とかスーパーを見て回る。

f:id:hggggg:20181116214528j:plain f:id:hggggg:20181116214521j:plain タヒチのお土産は何を買えばいいのやら。とりあえずパレオを一枚買ってみる、よく見るとインドネシア製だったけど、まあいいや。タヒチ製はちょっと高い。適当に選んでしまったけど、今になって思えば、もうちょっと吟味して気に入ったのを買ってくれば良かったなとちょっと後悔。布地などは好きなので。

石鹸なども買う。これはタヒチ島パペーテで同じのがもっと安く売っていた。スーパーでコーヒー豆を買う。別にタヒチはコーヒーの産地ではないけれど。たかちゃんは気に入ったドレス的なものをゲット。

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1時間くらいでだいたい目ぼしいお店は見てしまう。カフェでハンバーガーを一つ、分けて食べた。これがのちに大変な惨劇を引き起こす…。

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ちょっと休憩してから、もう見るものもないかな、ということで、ホテルに戻ることに。

ゲットした物たち。

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部屋に戻ると、ああなんか疲れたなという感じでグッタリ。夕食の時間になっても食欲がない。食欲がないというより気分が悪い。たかちゃんも調子よくないということで、今日は夜ご飯はなしでいいか、と。

そこから二人とも、だんだんと苦しさが増してくるのだった…。うう、食べたものが悪かったのだな。ハンバーガーか、あるいは最初に飲んだバニラティーも怪しい気もする。食べてすぐはお腹を壊さず、潜伏期間が長かったのがなんとも、いつものお腹を壊すのとは違ってけっこう深刻な食あたりだったのか。ずっと胃がムカムカして寝るに寝付けず、目が回るようだった。胃腸の薬を飲んでも、焼け石に水で効果なし。

 

翌朝も朝食抜きで、チェックアウトへ。とうとうボラボラ島ともお別れとなってしまう。でも一向に体調が回復しないので、名残惜しいとか感傷的な気分を感じている余裕がなく、ただただ具合が悪いのであった。旅行の最後にこのような状態に陥ってしまったのは残念だったけど、まあしょうがないとしか言いようがない。

マティラビーチで歓声が上がっていたので、何をやっているのかと聞くと、ホテル対抗のボートレースとのこと。なかなか楽しそうだ。空が青く、日差しが強く、暑い。そして僕たちは具合が悪い。f:id:hggggg:20181116214632j:plain f:id:hggggg:20181116214645j:plainそして時間になり、ホテルを出発。またフェリーで空港に行き、ボラボラ島を去ったのでした。

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こうして、タハア島4日間とボラボラ島3日間の2島滞在が終わったのでした。その後は帰国前にタヒチ島に渡って首都パペーテに一泊するのだけど、具合悪いしほとんど何もしていないので割愛。ヴァイタペに行っても思ったけど、やっぱり市内散策などよりも海で過ごすのが何より価値のある時間でした。

さて、タヒチの旅行日記も、そろそろおしまいにしなくては。

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タハアもボラボラもどっちも良かったのだった。だけど、ボラボラ島で具合悪くしたから言うわけじゃないけど、どちらかといえばタハアが良かったなあというのが、僕と奥さんの共通の感想。ぜんぶタハアに居るのも悪くなかったかもしれない。実際そうしていたら「やっぱりボラボラにも行ってみたかった」などと思ってしまうのだろうけど。

ところでタヒチといえば、後期印象派の画家ポール・ゴーギャンが滞在した地であるのはあまりに有名である。かつて美術を学んでいた者としては、ゴーギャンの博物館などにも興味を示さなくてはならなかったのかもしれませんが、そっちの方はほぼスルーでした。お土産のチョコレートのパッケージが唯一ゴーギャンだったくらいだ。

まあでも、ゴーギャンタヒチに何か特別なものを感じたように、たぶん僕たちもタヒチの人や空気や海の色に、そこに宿る何かしらのパワーを受け取っていたと思う。それは二人の良い思い出になったことだし、これから人生の糧にもなるといいな、といったところです。

fin

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