HAGIBLOG

自転車とお菓子作り

タヒチ日記その1 (出発〜タハア島初日)

f:id:hggggg:20180520044906j:plain

5月に新婚旅行に行ってからもう1ヶ月も経ってしまった。日記も書こう書こうと思いつつさっぱり書いていなかった。

なんというか、思えば新婚旅行だなんて、不思議なものである。もともと僕なんかは新婚旅行というものをうまくイメージできなかったのだ。基本的に面倒くさがりだし、イベントを立てるのも億劫だし、「新婚」なんていう響きも気恥ずかしさ以外の何ものでもない。一人だったら新婚旅行なんか行かなかっただろう。(一人で新婚旅行に行けるのか)

しかし結婚を経て、今は我々は夫婦なのであり、苦楽を共にする二人なのだ。一人ではなく。以前とは根本的に立場が変化したのだ。だから、どうやったら二人が楽しくなれるかと考えたら、そりゃ旅行も行くと楽しいよね、と自然に思えるようになった。たかちゃんはもともと旅行が好きだし。うん、「新婚」もいいじゃないか。その大義名分があれば会社だって大っぴらに休めるのだ。

そんなわけで、新婚旅行に行ってきたのだった。


出発のことから、思い出しながらだらだらと書く。


5月19日土曜日。朝は前日に予約していたタクシーで山形駅まで。

タヒチまでは成田空港から直行便が出ていて、出発は土曜日の夕方5時ころだった。なので当日の朝に家を出て空港へ、という算段で、山形新幹線のチケットも取っていた。順調に成田空港に着いて、まだ時間もあるし、空港内のお店を見て回る。お昼はお寿司屋さんに入った。

f:id:hggggg:20181123071241j:plain

 

搭乗手続きして手荷物検査して免税店などをぶらぶら見て回る。
手荷物だけど、リュックにカメラとノートパソコンが入っている。フィルムも全て手荷物に入れているため、それになりに荷物な感じ。結果的にパソコンは持って行かなくてよかった。動画のデータを保存しておくためにいるかと思ったけど、荷物を少なく、ということの方が断然良かった。軽さは正義。

f:id:hggggg:20181123071317j:plain

私たちが乗るエアタヒチヌイ。
時間になっていよいよ出国。離陸してしばらく経つとだんだん寒くなってきた。備え付けのブランケットでは足りなかったけど、一枚薄手のジャケットを持っていたので、それで助かった。

機内食

f:id:hggggg:20181123071310j:plain

だいたい11時間くらいの飛行時間だけど、個人的にはそんなに苦痛に感じなかったな。半分くらいは寝ていたわけだし。とくに映画も見なかったし本を読むわけでもなく。ちなみにこの旅行に持ってきた本の類はゼロ。タヒチの海でトロピカルジュースを飲みながら読書、というような優雅な過ごし方は、たぶんしないだろうと思ったのだ。たかちゃんは1冊くらい持ってきて機内で読んでいた。

ただ、どうしてもゆっくりは眠れず目が覚めてしまう。そういうときは機内の後ろの方にいって、ジュースや軽食をもらってくると楽しい。

そうやって散歩して自席にもどってくると、たかちゃんが「前の人「タヒチ日記」書いてる!」とこっそり教えてくれた。そういうこと言うんじゃない!と思った。本人に聞こえたらいけません。でもどうして言うかっていうと僕もタヒチ日記を書くからだ。書いたっていいじゃないか。せっかくだから旅行記にしたためてやろうという、ある種の気負いが、旅の気分を盛り立てようというものだ。でもメモは取らなかったから、今になって苦労している。


話が逸れた。到着の前には朝食が出た。

f:id:hggggg:20181123071322j:plain

 

そしていよいよタヒチに到着。日差しが強くていよいよ来たなあ、という感じ。時差は-19時間?日本の時間のままだと朝6時だけど、こっちでは11時。もうお昼に近い。ちょっと夜更かしした翌日という感じの体調だ。

f:id:hggggg:20181123071325j:plain

空港の建物に入ると、タヒチアンダンスのお出迎えがあり、我々観光客はみな一斉にカメラを取り出してシャッターボタンなり録画ボタンなりを押す。異国に来たばかりで、全てのシャッターチャンスを逃しては損だというような妙なテンション。入国審査の列に並ぶ。長い。暑い。周りは大体カップル。
スーツケースを受け取って、現地の旅行会社の方からレイをかけてもらい、日本人係員から案内を受ける。空港でお金を両替するつもりだったのでちょっと聞いてみると、だいたいカードで事足りますよ、みたいな返事だったので、じゃあ、まあとりあえずしなくていいか、と。

f:id:hggggg:20181123073300j:plain

国内線の飛行機のチェックインをして、時間まで適当に待つ。とくにやることはない。歓迎のレイはいい匂いだけど、生花はすでに変色ぎみ。暑くて水が飲みたい。マックで水を買う。500mlの水でよかったのだけど1lのボトルを手渡され、何も言えずそのまま受け取ってしまうあたりがまだ慣れていないな。

f:id:hggggg:20181123071332j:plain

 

搭乗時刻になり、飛行機に乗り込んでライアテア島へ。一時間くらい。

f:id:hggggg:20181123071208j:plain f:id:hggggg:20181123071340j:plain f:id:hggggg:20181123071338j:plain

 

ライアテア島に着くなり、トイレを我慢していたので一番にトイレに駆け込む。その後、ホテルの人が待機している受付で名前を言って、今度はフェリーでタハア島へ向かう。フェリーの窓から水がザッパンザッパン入ってくる。右手に島が見えるのだけど、あんまり下調べしていないので何の島かわからない。実はこれがタハア島本島で、僕らが滞在するホテルは、ホテルだけで占領する離れ小島にある。

f:id:hggggg:20181123071342j:plain f:id:hggggg:20181123071656j:plain

Le Taha'a Island Resort & Spa

新幹線、飛行機、飛行機、フェリーと移動に移動を重ねてようやくたどり着いた。午後3時くらい。日本人の係の方がいらっしゃって案内を受ける。下手な英語も使わなくて良くって楽チン。これまで飲んだことない味がするジュースなどをいただく。で、部屋に行ってようやく一息。ハネムーン特典ということでお花の飾りやシャンパンなどが置いてある。ガラス扉の下には海。たかちゃんはこれが念願だったんだよね。そして僕も、海にプカプカ浮いているところをガラス扉を通して見下ろす、というバルギルがインスタに投稿していた画を再現してしまうかもしれない(と思っていたけどそれは結局やらなかった)。

f:id:hggggg:20181123071650j:plainf:id:hggggg:20181123071659j:plain


さて、一息ついたら「さっそく海へ行こう」とたかちゃんが言う。おや意外と元気。ちょっと歩いた先にコーラルガーデンがあるという説明だった。散策しつつその辺りまで行ってみる。ビーチボーイの小屋でシュノーケリングセットを借りる。ボートがとまっていて海に潜っている人たちがいた。その辺に行くと何か見れるのだろうと近寄ってみる。するといるいる魚が。

お魚が群れていたりすると壮観だ。海の中で直接魚を眺めたりするという経験が今までになかった。いや、これは楽しいなあ。たかちゃんシュノーケリングしたいと言っていたのを「ふーん」という感じで聞いていたのだけど、なるほどこれがシュノーケリングか、と。いいねと思う。ずっと見ていられるなあ、と思ったけど、実際はずっと海に入っていると体が冷えて寒い。上がって日向ぼっこしたい気持ちも半々。というわけで上がる。f:id:hggggg:20181123071554j:plain

f:id:hggggg:20181123071802j:plain

 

その後もぶらぶらしながらプールに入ったりハンモックに寝そべってみたり。

f:id:hggggg:20181123071518j:plainf:id:hggggg:20181123071508j:plainf:id:hggggg:20181123071610j:plain

 

お部屋に戻ってシャワーを浴びて、お次は夕食だ。6時頃には日が暮れていた。
レストランの開店時間前に行ったら当然ながらまだやっていなかった。散歩の続きをしよう。よく手入れされた小道を歩いているとなにやらガサガサ動くものがいてびっくりする。よく見てみると体長10cmほどのカニだった。角に追い詰めてちょっかい出そうとしたらハサミで攻撃された。

夕食はホテルのレストランで。
日本語のメニューを出してくれたので、これとこれ、といって注文。

f:id:hggggg:20180520135815j:plain f:id:hggggg:20180520141911j:plain


デザートはクレームブリュレを注文。タハア島といえばバニラの名産地。そのバニラを使ったクレームブリュレは食べてみたかったもののひとつ。「二人で一つね」と聞かれたので、「一つずつですよ」と言っていたのだが、これまで出て来た料理はどれも多くて、もうすでにお腹いっぱい。クレームブリュレもかなり大きくて、でもこれは美味しかった。もう一度くらい食べてくればよかったと今になって思う。

f:id:hggggg:20180520145551j:plain

 

全般的に料理の量は何でも多くて、あんまり食べられない僕らはこんなに食べなくてもいいやと毎回毎回思うのだが。

夕食を食べたら、部屋に戻る。時刻としてはまだ9時頃だったか、ドッと疲れが出ていかんともしがたい睡魔に襲われ、すぐに就寝。長い1日だった。どこからどこまでが1日なのかよく分からない。タヒチ第一日目も終わり。

f:id:hggggg:20181123071741j:plain

 

というわけで、タハア島ではこの日を含めて4日間滞在したのだけど、基本的には毎日似たような過ごし方だった。朝食食べて、海でシュノーケリングして、のんびりしてディナーを食べるというような。

だから代わり映えしないことを何度も書かなくてもいい気もしますが、しかしまあ、なんであれこまごま書いた方が、自分で読み返した時に思い出に浸れて楽しいと思うので、引き続きだらだら書いていこう。次はタヒチの2日目から。