とうとうブエルタ・ア・エスパーニャを最終ステージまで見終えてしまった。筆舌に尽くせない大変なレースだった。もはやレースとかスポーツとかを超えた、何か荘厳な物語を見ているかのようだった。乾いた大地にどこまでも続くオリーブ畑も、勾配20%以上という冗談みたいな激坂も、区間優勝を賭けて逃げに乗る選手たちも鉄壁すぎるチームスカイの隊列も。あらゆる場面が美しく、にもかかわらず、どこか切なく物悲しい物語にも見えた。それはこのブエルタが、英雄アルベルト・コンタドールの引退レースという側面も持っていたからだ。
今でも興奮覚めやらない。最後のアングリル峠の決戦は恐ろしく神がかったステージだった。最後の最後でのコンタドール区間優勝というフィナーレ。全ステージの一連の流れが、その瞬間に結実していくさまはものすごく感動的だった。熱狂した観客が邪魔すぎて、もはやバイクカメラでなく遠景から捉えられる実況映像も、何か異常な事態を映し出している感があった。
僕はつい最近ロードレースを見始めたばかりなのでコンタドールの全盛期を知る訳でもない。だからそれほど思い入れのある選手でもなかった。でも、このブエルタを見ただけで、一瞬にして心を撃ち抜かれてしまったのだった。
さて話は変わって、ホイールを注文してからだいぶ日数が過ぎていたのである。一時期なぜかその通販サイトも表示されなくなっていたりしていたので、これは詐欺にあったのかと思ったのでしたが、無事発送の連絡があって、それからは早かった。
今週末には間に合わないなと思っていたけど、この土曜日に到着したので、早速スプロケットとタイヤを装着させた。今日のサイクリングから使ってみよう。ニューホイールを履くのは、たかちゃんのウィリエールです。
今日はまず車で西蔵王まで行きました。西蔵王の駐車場からスタート。残念ながら天候はけっこう曇っていて日中なのに薄暗い雰囲気。だけど(たかちゃん転んだりしたけど)まあまあ快調に蔵王温泉まで。
寒くなってきたので蔵王温泉の足湯が気持ちよくなってきましたね。のんびり温まっても下りで一気に冷えてしまいますが。ホイールの調子もまあまあ良好?なのかな。詳細はまたそのうち。僕も今度ちょっと試してみたい。
本日は外食。博多料理屋でモツ鍋を。モツ鍋のモツというのは要するに油の塊みたいなもので、以前パクパク食べてたら胃もたれしたことがあったので今度は用心して食べた。大丈夫でした。