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自転車とお菓子作り

日本の蔵王ヒルクライム・エコ2016

日曜日の15日、「日本の蔵王ヒルクライム・エコ2016」本番を走ってきました。いや、最高の大会でしたね。全力で挑んだ気持ちのいいレースでした。それだけにレース後は翌日も翌々日の今朝も体の奥に疲労感がじんわり残っていて、なんだかぼうっとします。この余韻に浸りながらも、日曜の朝がすでに遠い出来事のようにも感じられる。

それだけ充実した特別な時間でした。おととしの嵐のような大会とは対照的に、快晴かつほぼ無風という絶好のコンディション。最高の状況で、現時点の持てる力をすべて出し切きれて、結果はそれだけで大満足。タイムと順位はおまけみたいなものですが、これも大健闘の成績でした。

1時間13分11秒004 ロードレーサー男子C 24位/202

では当日の記録を書いていきます。朝は4時起き、朝食は昨日の残りのたけのこご飯のおにぎりやバナナなど、とにかくお腹に詰め込む。エネルギー摂取というのもありますが、あとトイレ問題ですよね。僕は食べないとお腹が動かないので、食べて出すのを促したいというか、そんな感じです。

会場には6時前に着きました。朝早く出たおかげで余裕があって良かった。着替えをして準備を整えたりして、それからアップのためコースを少し登ってきました。天候が良いのでレッグカバーはなしでいくことに。開会式会場へ戻って、荷物を預ける。エナジーバーをくちゃくちゃ食べる。

7時になって開会式。端の方でぼけっと見ていたところ、(家と駐車場の仮設トイレですでに2回ほど行っていましたが)またトイレに行きたいような気がしてきて、直前でしたがもう一度行っておこう、と。ところが外のトイレは大行列。それならばと宮城蔵王ロイヤルホテルのトイレに駆け込みましたがこちらも並んでいる。奥にもう一つトイレがあると耳にしていたのでそっちに賭けて行ってみると、個室が1つに1人が外で待っている状況。このときスタート15分くらい前でしたが、焦る気持ちをぐっとこらえてトイレを済ませました。これで身も心も軽くなって、非常にすっきりした状態に!

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戻ると選手はスタート地点に移っていたので、僕もそちらへ合流。7時30分にチャンピオンクラスのスタート。そして33分に僕らのスタート。

前半は飛ばさなくてもいいけど、ゆっくり進みすぎてもいいタイムにならないかな、どのくらいが適正なものかと様子を見ながら周りに合わせていたのですが、途中からもうちょっと速くても大丈夫な気がしたので、周りに合わせず自分のペースで進むことにしました。

宮城県蔵王はやっぱりいいですね。序盤の木々が高い区間は新緑がきれいに映えていて、上昇するにつれだんだん草木の背が低くなってきて、辺りが開けてくる。もっと行くとゴツゴツした高山の景色も見えてくる。段階段階で変化があって、ああ登ってきたなあ、という感じでヒルクライムの気分を盛り上げてくれるというか。

先行している人との差を徐々に詰めて行って、追い抜いて、また次の人の背中を見て、という流れで淡々と進んでいく感じでした。時おり勢い良く追い抜いていくのは後からスタートしたクラス、つまり年齢が10代上の人たちですが、この年齢差でもトップの人たちにはぜんぜん付いていくことができません。

1時間経ったところで残り3〜4kmくらいだったのかな。時間はあまり見ていなかったからよく覚えていない。今回の目標タイムは1時間20分を切ればいいと思っていました。おととしのタイムは24分だから、順当に行けば20分切りは割と難しくない気もしつつ、でも本当にちゃんと走れるのかそこまで自信はなかったんですよね。

その1時間を超えたあたりで、残りの距離を考えて20分もかからなそうだったので、ここまで来れば大丈夫だろう、と。あとはサイコンもほとんど見ていなかったです。半分くらい来たところでジェルを1本摂取しようかと思っていましたが、それも忘れていました。変に苦しくもなく、かといって楽して走っているわけでもなく。

エコーラインからハイラインに入っていくといよいよラスト。普段は自転車で入ることのできないハイラインがどんな感じだったか、おととしのことはほとんど覚えていない。残り2kmくらいで斜面が少し緩やかになったところで、応援に来ていたたかちゃんが見えました。手に持っていたスケッチブックの応援メッセ—ジに、思わず笑ってしまいました。

応援で頑張れたのか、残りの区間でもう一人追い抜いて、そのまま最後までもがいていく。ゴールが見えてきて、残り数十m、応援の人の「後ろから来てるよ!」という声が聞こえて、くそっ、さっき追い抜いた人にまた抜き返されるの嫌だと思って死ぬ気で踏んだ。そしたらさっきの人ではなくて、1000番台の2人がスプリント勝負をしてきたみたいで、ゴールラインを越える瞬間に差されました。

ゴール後は本当に清々しくて良かったです。やり切った感はあるけれども、まだ余裕があるような感じで、すごく気分が良かった。そしてこの光景。ハイラインを登るだけでこんなに景色が違うのかと思いました。むちゃくちゃ天気が良く、お釜もくっきりと見えていました。

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当日の夜は祝勝会と称してジンギスカンを食べに行きました。バーベキュー白樺さんです。こちらのジンギスカンはむちゃくちゃおいしいんですよね。ぜんぜんクセのない羊肉を食べさせるお店です。お肉をたらふく食べました。いやぁ、気持ちよかったです。

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