3月は一度しか自転車に乗らなかった。すっかり気候はいいのだから、もっと乗っていてもよかったんじゃないかという気もするが、まあ、これから、なのだろう。しかし、どんどん月日は過ぎ去ってしまうもので、もう4月である。
3月のライド、この日のルートは北。途中から、いつもと違う道、羽州街道を北上する。
すると現れたのがこれ、噂に聞く天童のイオンモールがこれか。へえ、ここに出来たのか。H&Mやモンベルが入っている。そのうち覗きに行きたい気もするが、オープンしたてなので中は田舎者でごった返していそうである。
天童から東根、村山までずっと市街地を来てしまった。信号につかまるつかまる、ストップアンドゴーばかりで非常に効率が悪い。とっととルートを変えるべきだった。
村山で、甑葉プラザを通り過ぎるとき、なにかやっているのが見えた（この甑葉プラザというのは、図書館などが入った文化施設らしいのだが、カフェなども併設されていてやたらとお洒落な感じである）。ちょっと引き返して立ち寄ってみる。外には出店が立ち並び、建物の中では「段々ロングな」ひな人形の展示。
村山から大石田へ、最上川沿いを走る。この辺りはまだ雪がだいぶ残っている。お昼時なので、来るときに目星をつけていたそば処なんばへ。おそばに温かいつけ汁。
帰りは向かい風でたいへん苦しい。「早く帰りたい早く帰りたい」と思いながらも、スピードは一向にあがらない。もう力が残っていない。エアロバイクを漕いだ成果がもう少し発揮されてもいいのではないか…と思ったが、十分発揮されていてこの結果なのかもしれない。思い描いている自己像と、それとは乖離する現実。ロードバイクに乗ろうとするならば、どこまでいってもそのギャップを突き進まなくてはならないらしい。とてもしんどい。
でもまあだんだんと、そう、乗っていればだんだんと、ロングなライドもこなせるようになるでしょう、と。
