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自転車とお菓子作り

走ってみっぺ南会津!2019(60kmコース)を走ってみた

7月15日、福島県南会津町で行われた「走ってみっぺ南会津!」というサイクリングイベントに夫婦で参加してきました。100km、60km、30kmのカテゴリーがありますが、初参加の今回は60kmにエントリー。

60kmでも簡単な距離じゃないぞ。少しは練習しなくっちゃ、といっていたたかちゃんは、しかしここ最近の週末の悪天候により、結局ほとんど自転車に乗れなかった…。

おまけに当日も「曇りか、雨か」というパッとしない天気予報。これはどうなることやら。不安いっぱいで大会当日を迎えることになったのでした。

 


では、前日の移動からレポート。

前日は郡山で用事があり、そこから南会津への移動。東北道を西那須野塩原ICで下りて、そこから山道を1時間ほど。隣の県だし、と近いつもりでエントリーしたのですが、けっこう遠かった。到着が夕方6時半頃になってしまった。

宿はたかつえスキー場のペンション。フェリチェ。ペット同伴可ということで、ワンちゃんを連れてきているお客さんも。

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食事もおいしかったです。前菜、コーンスープ、ピザにパスタに。メインの鰯のトマト煮には「ライスもいかがですか」ということでしたので遠慮なくいただきました。カーボローディングにばっちり。といっても、明日はきっとエイドも充実しているだろうから、そんなカロリーもまったく不要なのだが!

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 翌朝、窓から天候チェック。塗り固めたようなグレーの空でしたが、雨は降っておらず、路面も乾きつつある、という様子。雨の中走りたくない僕は、朝の時点で雨が降っていたらDNSだな、と決めていましたが、この状況では出走せざるをえない。

朝食。ご飯は土鍋釜ごと出てきた。朝食でも白米を好きなだけ食べられるぞ。サイクリング前のエネルギー充填に良い。しかし、今日はエイドでいくらでも食べられるので(以下略)。

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すぐ近くのスタート会場へ。受付を済ませて、自転車を準備。そうこうするうち開会式なども始まる。

この大会は、宇都宮ブリッツェン那須ブラーゼンの選手がゲストライダーで走るという無駄に豪華な布陣。

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たかちゃんはこういうファンライドは実は初めてである。大勢の人と走るのも本当に久しぶりなので、何気に緊張もしているようだ。

思い出せば、本当に乗り始めの頃は僕も緊張していたな、と思う。たとえファンライドといっても「周りに付いていけないかもしれない」という不安や「走り切れないかもしれない」という恐怖。

だけど、それだけに走り切ったあとの達成感や充実感もひときわ大きかったものでした。

いつしか僕は、ある程度は走れるようになったけれども、あのときの自転車に対する新鮮な気持ちは、もしかすると失っているのかもしれないな、と遠い目で思う…。

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さ、スタートします。

100kmコースから、何十人かずつのグループで出走していって、続けて60kmコースのスタート。最初はスキー場から下っていく。

すぐに最初のエイドに。ここではお菓子とか飲み物とか。

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そこから先は平坦基調の道で、風もなく、実に走りやすい。去年はすごく暑かったらしいが、今日なんかは涼しくて非常に良いくらいである。

次のエイドでは、お餅とかアスパラとか。

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悪魔おじさんは、どこにでも出没して本当に偉いですよね。

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その次のエイドが、本大会の名物であるらしいマトン丼。マトン丼は何かと話題性はあるけど、いうほどおいしくはない。

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ゲストの宇都宮ブリッツェン、つい先日行われた全日本選手権TTチャンピオンの増田選手もいらっしゃる。こういうのって、写真でもお願いされると選手は嬉しいものだろうか? などと思いつつ、結局声もかけず、マトン丼を待っている間に後ろから写真をこっそり撮るなど…。

大変失礼いたしました。でもそのあとの走行中には、追い抜き際に僕らに「頑張ってください」と言っていただき、ありがとうございます!と思いました。

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さて先へ進まねば。

同じ60kmコース同士、似たようなペースで進んできた人たちが何組かいる。

とある、中学生くらいの女の子の親子もその一組だった。抜きつ抜かれつ、同じペースで進んできて、ここでも同じタイミングでエイドを出発。

これは負けられないとひそかに闘志を燃やす。


ここから先は微妙な上りが続いて、折り返し地点の屏風岩に到着。

ここの景観が風光明媚でなかなかすばらしい。

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ここまでで約30km。折り返して同じルートを帰る。

屏風岩でゆっくりしすぎたため、その隙に例の中学生親子は先に行ってしまった。急いで追いかけるぞ!

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来たときのエイドステーションが帰りもエイドになっている。疲れたころにちょうど良く休憩して、補給も受けられる。たかちゃんはマトン丼は残したけどお餅はお気に召したようだった。しっかり食べて最後の上りに備えてくれ。

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僕らのペースは崩れることなく、デッドヒートを繰り広げていた中学生親子も途中で抜きかえしてやった。最後のエイドを出るころには、だいぶ先行していたはずである。


あとは最後の難関、会場までの上り。お水をもらいながら、休み休みのぼっていく。

ホテル前の傾斜が一番きつい。ここで息も絶え絶えとなったたかちゃん。ゴールを目前にもう一休みしていると、なんと後ろから、宇都宮ブリッツェンの強烈なアシストを受けた中学生が迫ってくる。これは、まずい。

あわてて再スタートするたかちゃん。

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最後の力を振り絞り、ゴール前スプリントで引き離して先着!

勝った!(大人げないぞ!)

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...というわけで、無事、完走しました。

たかちゃんも頑張ったし、天候も最後までもってくれて何より。

この大会には例年来ているらしいシクロワイアードの取材が今回も来ていて、集合写真なんかも撮ったので、その記事も楽しみにしたい。

 

 


帰りには、道の駅ならぬ「湯の駅」という看板が気になり、温泉に入っていく。
チーズケーキを買ったり、牧場でソフトクリームを食べたりして帰ったのでした。

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