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自転車とお菓子作り

トルコ日記2 奇岩巡りと乗馬ツアー

トルコ2日目。朝の散歩から

翌朝、普通に早く目が覚めたので、たかちゃんが寝ている隙に一人で散歩に出かける。

ホテルのある丘から歩いて下っていく。道なりに行けば、ぐるっと一回りして戻って来れるだろうと思ったが、なかなか道がホテルの方に近づかない。むしろ遠ざかって行く。バイパスみたいな大きな通りにぶつかる。歩道がない。でもこの道を行けばホテルに戻れるというのは分かっていたので、道の脇を歩いていく。

おっと、野良犬だ。カメラを向けたら猛烈な勢いでワンワンと威嚇されてこれはヤバいと思った。むちゃくちゃビビったけど、こんなところ人間もあまり来ないから、犬の方もビビったんだろう。

ホテルに戻る。下って登って、朝の散歩だけでも獲得標高をまあまあ稼いだことだろう。というかすでに筋肉痛になりそう。

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ホテルの朝食

たかちゃんを起こして、朝食ブッフェに。ふむふむ、野菜とかフルーツの類をもりもり食べたいところだが、野菜はそんなにないな。オムレツとかクレープみたいなのは、頼むと焼いてくれる。チーズがしょっぱく、ハムもしょっぱい。おいしいのはオレンジジュースでした。

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RED TOUR

さて、今日はレッドツアーというのに申し込んでいた。カッパドキアの主要な観光ポイントを巡るツアーだ。見所はあちこちに点在しているため、ツアーを利用した方が効率よく見て回れるようだ。レッドツアーのほか、ブルーツアーとかグリーンツアーとかあるらしい。

 

最初に行ったのがなんとかという岩。昨日、車で通った時に「明日のツアーで来る場所だから、見るな」と言われたけど、ちらっと目に入っていた。

ガイドさんが説明もしてくれるのだけど、英語だし説明もよく聞き取れないので、ツアー中、現地で何を見たのか分かっていない。名前やら何やらは今ガイドブックを見て確認。ふむ、これは「3人娘の岩」というらしい。

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ギョレメ野外博物館

ここは人がたくさん。そしてどいつもこいつもインスタに上げる写真を撮っている。ずいぶん堂々と撮るので、これが世界のインスタグラマーかと感心した。僕とたかちゃんのレベルではまだまだだな。

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HAN RESTAURANT 

お昼は、どこかの食堂みたいな施設(ググってHAN RESTAURANTと判明)でブッフェ形式のランチ。ツアー客は押し並べてここに連れてこられるらしい。到着した時はまだ大丈夫だったけど、出る時は料理の前に大行列。料理の味はすごくおいしいってわけでもない。デザートも欲張ってたくさん取ったけど、やっぱりあんまりおいしくなかった。

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絨毯工場

昨日は壺工場に行くと行っていたけど、変更になったのか、絨毯の工場に見学。絨毯の織り方を見て、完成品もいろいろ見て、良い絨毯は手触りも良く、なかなか良いなと思った。絨毯は買うつもりはなかったけれど、せっかくだしトルコで買っていくのも一興だな、と心が動く。でも買うとすれば、柄も選びたいし、色々迷って時間がかかること間違いない。ツアーの参加者を待たせることになるので(というか待ってくれるのか?)、諦めた。

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 ラクダ岩

ラクダに似ているからって特にすごいという感想はない。別に名前が付いていなくても、そこら中にある景色がすでにすごい。

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パシャバー Paşabağ

その次の観光ポイント。パシャバー?大きいきのこ岩が立ち並んでいてすごい。 急坂をよじ登って岩の上に行けた。これは写真に撮ると分からないのだが、けっこう高いところまで登っている。なかなか壮観な景色だ。写真を撮っていたら、アジア系のにいちゃんが「俺を撮れ」という。撮りたくはないのだが撮ってやったところ、図々しくもその画像をくれという。その場でインスタのアカウントを交換して「あとで送ってくれ」と。OK、OK、などと調子よく答えたものの、今もって送っていない…。

 

その辺にラクダが繋がれていて、たかちゃんとラクダの写真を撮るなど。みんな写真を撮りたがって順番待ちをしているのだが、前に写真を撮っていた西洋人が時間をかけて何度も撮っている。図々しい人がここにも。

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カッパドキアで馬に乗る Horse Riding Tour

そんなところでツアーも終了。参加者をそれぞれのホテルに降ろしていく中で、僕たちは昨日の旅行会社で降車。続けて、ホースライディング(乗馬)ツアーに参加するのである。

 昨日たかちゃんが「馬に乗る」と言って、旅行会社で急遽参加を申し込んだのだった。けど、僕は内心「乗馬なんか大丈夫なんかな」と心配だった。僕もたかちゃんも乗馬経験はゼロ。誰でも乗れるよ、みたいな触れ込みだけど、本当なのか?

で、乗馬ツアーの人が車で迎えに来て、また順番に方々のホテルでお客さんをピックアップ。馬小屋へ。馬にも大人しい馬とか気性の荒い馬とかあるのだろうね、ガイドの人が、僕たちを見ながら順番に「君にはこの馬」と選んでくれる。

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お馬さんの操作は、手綱を引くと止まって、腹を足で蹴ると進む、という単純なもの。だけど、最初は怖くて仕方ない。実際、手綱を引くと、馬が明らかに嫌そうな素振りを見せて、ぐっと前に引っ張る。お願いですから、暴れたりはしないでください。

ところで、たかちゃんは馬にまたがった瞬間、もう一人で乗馬するのはダメだと判明。ガイドの人に手綱を持ってもらうことに。

 

そしていよいよ出発。10人くらいの一行が一列になって進んでいく。街中からスタートしたわけで、ふつうに車が走る一般道路をパカパカ馬に乗って行くので、かなり緊張する。そしてだんだんと林道というか未舗装路に入っていく。一応、お馬さんは自動的に前の馬に着いて行く。でも、こちらにはコントロール出来ている感がないので、ハラハラしっぱなし。

 相変わらずお馬さんはご機嫌ななめなご様子。止まると必ず草を食べようとする。歩いていても、時折草の方に向かおうとするぞ。お腹が空いているから、機嫌悪いんじゃないのか?

 そんなふうにドキドキしながら先に進んで行くのだが、景色は本当に素晴らしかった。この辺りは、先ほどのような車で回るツアーでは来ないところなので、人もほとんどいないし、自然の壮大さがよく感じられる。けっこう遠くまできたなあ。

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丘の上の眺めが良いところに来て、ガイドの人がストップした。本当はこの辺りが夕日が綺麗に見えるスポットらしい。ここがローズバレー?(ホワイトバレー?) あいにく今日は曇っていたのだった。携帯で写真を撮ってもらう。

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さあ、再出発、というところで、ついに恐れていたことが。ガイドの一人が慣れた感じで馬を走らせたのだが、その馬がヒヒーンと甲高い声でいなないた。それにビックリしたのか、僕を乗せたお馬さんもヒヒーンと前足をあげてしまい、僕は耐えきれず、とうとう落車…じゃなかった落馬したのであった…!

 落ちながらもバランスを取って、うまく着地できたのでケガもなし。「客にケガをされたらマズイ」と思ったであろうガイドさんも、ほっとした様子。まあ自転車で立ちゴケは何度もあるからね。落ちる!と瞬時に判断してからの身のこなしですよ。

 

ま、カッパドキアで馬から落ちるなんて経験もなかなかできないだろうし、これも良き思い出。後は馬小屋に戻って終了したのであった。なんとか無事に帰ってこれた。安心して飲む、暖かいチャイのおいしいこと。

 

僕たちのホテルはユルギュップという町なのだが、乗馬場と旅行会社のあるのはギョレメ。ちょっと離れている。それで、馬の会社と旅行会社のどちらが送っていくんだ?と、お互いちょっと嫌がっているのを横目に。結局、旅行会社で引き受けることになったようだ。すみませんね。でも助かりました。

 

夕食は郷土料理のテスティケバブ

ユルギュップの街中で降ろしてもらって、レストランで夕食。トルコに来て、初めてちゃんとしたレストランでの食事。

カッパドキア名物のテスティケバブ(壷焼きのケバブ)。あとサラダと、もう一品適当に頼んだ。出てきたそれは、肉とあんずを煮込んだ甘い感じの料理だった。煮込み系で被ってしまった。

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ホテルまではタクシーで。明日のバルーンも中止になったそうだ。残念だけど、そんなに残念でもない。それほど今日の乗馬が、得難い経験であった。それに、明日の朝はゆっくり寝られるのもありがたい。2日目にしてもう疲労困憊なのであった…。